25.6.29 休日自然がっこう

今回のキャンプでやったこと

・川で泳ぐ、流れに身をまかせる

・石集め

・生き物さがし(おたまじゃくし、ドジョウ、エビ、カワニナ、)

・火おこし

・探検

おやつ

塩にんにくきゅうり

焼きウィンナー(無えんせき・着色料や保存料など無添加のものです)

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電車と車を乗り継いで、川へ到着。さっそく遊び始める3人。

水がほどよく冷たくてとても気持ちいい。

まずみんながやりだしたのは生き物探し。網やバケツを持って浅瀬を探す。

「石の裏にいるんだよ!」とわかな。しかし石を裏返しても生き物はなかなか思うように見つからない。しまいには「生き物探しに邪魔だから、川の水を無くしたい」と言っていた。

しばらくやるとだんだん目が慣れてきてようやくおたまじゃくしなんかをつかまえはじめる。手を使って何回もすくいあげていた。アミを使って小さい魚もたくさんすくいあげた。

石の綺麗さにも心を動かしていたわかな。

水でテカテカしている川の石。いろいろな色のが落ちている。

ぷかぷかうかんで流れに身を任せるのを楽しむはるき、ゆうと。特にはるきはこれが気に入って何回も何回もやっていた。

カワムツの稚魚、アメンボ、エビ、ドジョウなどつかまえた。

ブラックバス釣りをしていたおじさんからは15cmほどのコクチバスを頂いた。

12時前になるとゆうとは川から上がり、火をおこす。
河原で拾った杉の葉っぱをかまどに詰めて、杉の葉っぱの上に細い枝をのせてマッチをつける。ちょっとドキドキしながら。火を大きくすることができた。


はじめは深いところにいくのを怖がっていたわかな。午後になるとだんだんと慣れてきた。流れに浮かぶのはまだ怖いので、タモ網の柄につかまって、大人が補助しながら浮かぶ練習をした。

はるき、ゆうとで探検。

川沿いに立ち並ぶ石や岩を進む。彼らにとっては大冒険だったようで、「岩の上登ったよ!」「ほら穴2つあったよ!」など報告してくれた。

2人はその後たき火、竹の水鉄砲遊びにも挑戦。市販のおもちゃと違い、力が必要なため、足も使って水を溜め、発射する。


おやつにはウインナーをアミで焼いた。加えて塩きゅうりとオレンジ。

わかなとはるきがきゅうりが苦手とのこと。ちょっとかじってもらったが、あまり食べれず。色んな美味しさを知っていってもらえたらうれしい。

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「知っている」と一言にいっても図鑑で知っているのと実際に体をつかってふれあった経験があるのとではずいぶん意味がちがうように思います。

簡単にとれるものだと思っていた魚が見つかりさえしなかったり、川の流れに身をまかせることにドキドキしたり、マッチを擦って火が出たら思わずギョッとして手を離してしまったりと、生身をつかった体験は思うようにいかないことばかりです。


はたから見ていると「こうしたらいいんだよ」とつい言いたくなる場面も多いのですが、危険でない限り、あまり口を出さないようにしています。子どもたちが「思うようにいかないこと」と出会い、失敗していいという保証の中、あれこれやってみる、という経験こそ大切だからです。

「要するにこうするんだよ」ということをあえて「要」してしまわず、ちゃんと困って試行錯誤する。自然や生き物が相手なのでなかなか手強いのですが、子どもたちは大人が思うよりもはるかに大きな力、地道に、ひたむきに取り組む力を持っているように思います。

実際、なかなか魚が捕まえられなかった子どもたちは、おたまじゃくしなら手ですくえることに気づき、その後長いことすくっていました。

子どもたちが紡ぐ生の経験。じれったかったり回りくどかったりするのですが、こうした過程を経ることで得た、豊かな感覚をともなった手ごたえは、体と心をしずかにじっくり育んでくれることでしょう。

ご参加ありがとうございました。次回の開催は7/13(日)となります。

泊まりがけキャンプもまだ空きがございます。

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